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日本の歴史

歴史書においては、成立時期を遡って主張されている場合が多く、その時期を検証することが史料批判の出発点となる。現存する日本最古の史書『古事記』の場合、正史である『続日本紀』に記録がないことや写本の伝存状況などから偽書と疑う大和岩雄(『古事記成立考』(1975年)、『古事記偽書説は成り立たないか』(1988年))や大島隼人(『古事記成立論』(1989年)、『古事記撰録方法の発見』(1994年))らがいる。また最古の正史『日本書紀』は朝廷による支配の正当化という目的に沿った潤色が多く加えられている。この結果、様々な記述に関し虚実が混じっていることはすでに江戸時代に本居宣長らから指摘されている。書紀の場合は文書成立の来歴に虚偽が加えられているわけではないので、偽書と呼ばれることはない。ただし、その中に引用されている一部の史料、すなわち十七条憲法や改新の詔等は、潤色のレベルを越えて、史料そのものが後代の偽書ではないかと疑う研究者も存在する。また、大化の改新前後の記述は文法ミスが多いことから(他の個所では文法ミスは一切存在しない)改竄の可能性が指摘されている。

いわゆる古史古伝のたぐいに目を移せば、『先代旧事本紀』などの例がある。これは、序文で『日本書紀』に先行する7世紀の編纂と主張しているが、実際には平安時代初期9世紀ごろの成立と見られている。序文については『日本書紀』で触れられた『天皇記』・『国記』に相当するものを装った偽書であり、物部氏の権威付けのために、その筋に近い物が創作した可能性が高いと言われている(藤原明『日本の偽書』文藝春秋、2004年)。またこれをもとに作られたと推測される『先代旧事本紀大成経』が現れたのは17世紀である。この例に限らず、1つの偽書が、また別の偽書を生み出すという例は多くある。

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日本においては,国家の命運をはるか未来まで予言したという聖徳太子『未来記』なる偽書が古くから流布し,楠木正成も味方の士気を鼓舞するためにこれを用いたという。

昭和期に入り竹内巨麿が世に広めた竹内文書もまた,『古事記』以前の歴史書というふれ込みで話題となったが,後に近代の偽書であることが立証された。

『東日流外三郡誌』のように20世紀の成立を疑われるものもあり、全てをひとくくりに捉えられるものではない。『東日流外三郡誌』は地元の市史に用いられたことがあり、一度世に出てしまった文書が適正な史料批判を受けることなく、独り歩きしてしまうことがある例にもなっている(類例には『浜松城記』がある)。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
模倣本、便乗本などを指すようですね。

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2009年06月02日 12:46に投稿されたエントリーのページです。

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